ブックレビュー ビジネス・ゲーム その5 居心地をよくするには

おはようございます、キャリアカウンセラーのくららです。
今日は、第4章 女性が会社で居心地が悪い理由 からです。
居心地が悪い理由として、
男性の中で交わされる会話が理解できないからとあります。
これは、言語の問題ではなくて、英語でも日本語でも同じ現象が起こります。
要は、「男性語」、一般的に会社は男性文化でできているので、言葉がはすべて男性が話す言葉になります。
時々、よく男性社員が上司のよくわからない指示に「承知しました。」と言えるなと思ったことありませんか? ありますよね。
また、上司が、部下のよくわからない解答に「承認します。」っていう場面も何度となくあったと思います。
女性の私たちは、よくわからないことがあれば、「それってどういう意味ですか?」と聞き、回答が来たらさらによくわからなくなる。
不満がふつふつとたまり、あの時も、この時も、連想ゲームが始まり、またこんな感じでごまかされたとなっていきます。よくないです。
では、どうすればよいかという対策ですが、もともと居心地が悪い状態です。
①ビジネス社会では権力は軍隊同様ピラミッド組織になっていて、厳しい階級差を認めなくてはならないが、女性はそのような「階級」に慣れていない。
➁オフィスでの仕事はチームプレイのゲームだが、そこで、どのように振舞ったらよいのか訓練を受けていない。
③男性中心のビジネス社会は、意識する、しないにかかわらず、女性を文化的に排除するように出来上がっている。
この中で、どう対応するかになります。
本では、男社会の処世術としていくつか紹介されています。
まずは、そのようなアウェイの中で、感情をコントロールするです。
男性の中で繰り広げられる男性語での情報を(どうしようもないものもありますが)できるだけ収集するです。この時決して自分のほうが有利な情報をもっているということは言ってはいけません。
ランチなど一緒に行くことはお勧めしますが、やはり、タバコやお酒の席まで参加して情報収集するのはよくないでしょう。あくまでプロフェッショナルな関係を築いていくことが大事です。
次回は、さらに頭脳を使っていくかについて、著者の分析をみていくことになります。