英文レジュメの書き方ガイド:外資転職を成功に導くポイント
外資系企業への転職を目指す際に、多くの人が最初につまずくのが「英文レジュメ(English Resume)」です。日本語の履歴書とはまったく異なり、形式や書き方のルール、評価されるポイントも変わります。本記事では、英文レジュメを初めて作成する方にも分かりやすく、採用担当者に伝わる書き方を解説します。
1.英文レジュメと日本語履歴書の違い
日本語の履歴書はフォーマットが決まっており、写真・年齢・住所などの個人情報を重視します。一方、英文レジュメでは個人情報よりも「実績」や「スキル」を中心に記載し、採用担当者に短時間で印象づける構成が求められます。
- 主な違いの例:
- ・日本語履歴書:定型フォーマット/職務経歴書と別書類
- ・英文レジュメ:自由形式/1枚に実績を凝縮(キャリアが10年以上長い場合は複数枚でもOK)
- ・写真・年齢・性別の記載は不要(ただし、採用側は記載があるほうが採用がすすめやすい。入社時は個人情報として共有する必要がある。)
2.英文レジュメの基本構成
英文レジュメは通常、次の5つのパートで構成されます。
① Header(ヘッダー) – 氏名・連絡先・LinkedIn URL
② Summary(概要) – 自分の強みや経験を4〜5行で要約
③ Work Experience(職務経歴) – 直近のものから、実績を数字で具体的に記載
④ Education(学歴) – 学校名・専攻・学位・卒業年
⑤ Skills(スキル) – 応募職種に関連するスキルのみを厳選
3.書き方のコツと例文
英文レジュメでは、“What you did(何をしたか)”よりも、“What you achieved(何を達成したか)”を重視します。採用担当者は「成果」を見ています。単なる業務内容ではなく、結果を数字や改善率で示すことが重要です。
- 例1:成果を数字で示す
× Responsible for customer service.
○ Improved customer satisfaction score by 15% through process redesign.
→ 「顧客対応を担当した」ではなく、「どのように満足度を上げたか」を明確に。
- 例2:数字で成果を伝える
× Handled sales activities for key clients.
○ Increased key client sales by 25% within six months through strategic account management.
→ 売上への貢献を「どれだけ・どんな方法で」実現したかを具体的に。
- 例3:チーム貢献を可視化する
× Worked in a team to launch a new product.
○ Collaborated with a cross-functional team of 10 to launch a new product that generated ¥50 million in its first quarter.
→ チームワークを示す際も、人数・成果・期間などの「定量的な情報」を添えると説得力が増します。
- 例4:問題解決スキルを具体化する
× Responsible for handling customer complaints.
○ Reduced customer complaint resolution time by 40% through implementation of a new support workflow.
→ 「対応した」ではなく「どう改善したか」を数字で表現。
4.よくある失敗例と改善ポイント
- ・職務内容が長すぎて読みにくい → 簡潔に、成果を数字で示す
- ・和製英語の使用 → 正しいビジネス英語に修正
- ・職務の順序がバラバラ → 最新の職歴から書く(逆時系列)
サンプルCVはこちらからダウンロード(無料)できます。
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5.英文レジュメ添削・作成サポート
くららラボでは、外資系転職やグローバル企業応募を目指す方のために、英文レジュメの添削や作成支援を行っています。採用担当者目線から、あなたの強みを最大限に引き出す英文レジュメを一緒に作成します。
→ 詳しくは「お問い合わせ」ページからご相談ください。
6.まとめ
英文レジュメは、単なる翻訳ではなく「自己プレゼンテーションのツール」です。採用担当者が数十秒で理解できるよう、構成・表現・成果の見せ方を工夫することが鍵です。あなたの経験を的確に伝えることで、チャンスを最大化しましょう。
