入院

ディーンが部屋にやってきて
「週末もいましょうか?」
と言ってきた。
視線はうつむき加減でめちゃくちゃ低姿勢になっている。
そしてパーマをあてていた。いつの間にぃ。。。。
(今日退院ではなかったですか?えっ!!)と思ったが、昨日の発作のことあり、
「えっ、あの~オットにも確認して、そうですね。わかりました。週末います。」と答えた。
すぐにオットに知らせて、スリッパと本、着替えなど必要なものを持ってきてもらうことにした。
私は救急車で運ばれる前日にパソコン周り、本棚、クローゼット整理していました。
のでオットはすぐに頼んだものを持ってくることができました。
虫の知らせだったのか、滅多なことをしたからか。
会社にもメールして週末に退院しますと伝えた。
そして、また魔の3時を迎え、寒くなり、発作を起こしました。
この時はすぐに看護師さんが来てくださり、薬を飲んで落ち着きました。
どうしてもしないといけないプロジェクトの仕事があったのでパソコンも持ってきてもらい
根詰めて仕事したせいか、次の日の夜も調子が悪く、熱が出ました。
週末を迎え、共通テストを受けるムスメの健闘をベッドの上で祈りました。
ムスメでなく自分が具合悪くなって良かった。家族の災いが自分にきてよかったと思いました。
寒く感じたのは、「悪寒」で、熱が出る時起こる症状だということを
看護師さんが教えてくれました。
それまで「悪寒」など感じたこともなかったので何が起こったかわからず
隣の老女のせいにしてしまって反省しました。
熱で汗をかいたことを看護師さんが気にしてくださり、
シャワーへはまだいけないということで、お湯を張った洗面器をもってきてくれました。
熱いお湯にタオルをつけて体をふきました。
ふと、祖母が入院している時
祖母が母に、
どうやったらうまく体をふいてあげれるか、
看護師さんにしてもらいながら考えていたので
自分がよくなったらこの時の経験を活かして
人にやってあげたいと
話していたという話を思い出しました。
祖母は退院せぬまま亡くなりました。
今回初めて入院しましたけど、次に入院する時は死ぬときかなと思い
祖母がどんな思いで入院していたか少しだけわかったような気がしました。