痛み

ほんと、こんな痛みを感じたのはいつ以来だろうか?
出産の時ですらこんな痛みを感じなかった。
なんしか寒い。震えがとまらない。
オットに電話する。
「救急車呼んでほしい。」
オットはムスメを起こすように言う。
深夜2時すぎ、受験生のムスメに迷惑をかけたくない。
ベッドから起き上がれない。携帯で呼ぶもムスメは気づかない。
携帯で119を押す。
交換の方が容態を確認する。何と答えたか記憶がない。
すぐに住所の確認。なんとか言えた。
10分から15分で向かいますと言われた。
こんな簡単に来てくれるんだという印象をもちつつ、
ムスメの部屋へなんとか身体を起こして向かう。
案外ムスメはすぐに気づき、救急車を呼んだのでこれから来る。
一階の扉を開けてきてほしい旨伝える。
開けに行ったらすでにいたのか、娘と救急隊員3人が部屋に入ってきた。
血圧かなにかチェックされたのかいくつか質問に答えると、
そのまま椅子上のタンカーに座るようにいわれ、そのまま救急車にのった。
ムスメも付き添ってくれている。
前日に近所のクリニックへ行き、今日もよくならなければT病院を紹介すると言われていたので
その病院へ運んでくれるように伝えたが、救急がいっぱいで別のN病院へ行くことなる。
よろしいですか?と確認され、賄賂問題が頭に浮かんだが、これ以上時間を取ってる場合でないと
受け入れた。
救急車にのったら安堵で気分がましになってきた。
この時はその後20日ほど入院するとは夢にも思っていなかった。
ムスメがしっかりこちらを見ている姿がほほえましかった。
相変わらずクマみたいにかわいい。