知っておくべきこと

3月になりました。早い!ほんと早い!
早すぎてザワザワします。
この間、年が明けたと思ったのに、早や2か月が過ぎ、コロナでなければウキウキする春の訪れです。
昨日は、お雛様も飾り、3月3日はムスメの誕生日でもありますので、しっかり準備できたと喜んでました。
そんな、ほのぼのとした日がいくつかの事件で荒れることになりました。
そのひとつに、ムスメの部活の保護者会での『勘違い事件』がありました。
このコロナで緊急事態宣言も発令し、吹奏楽部の演奏会がキャンセルになりました。
他校(私立)で教職をされている先生から、10年以上にわたってこの定例の演奏会の練習の
サポートをいただいていました。
もちろん、そのサポートに対する謝礼もしておりました。
今回この謝礼の振り込みが遅れたことを先生から指摘され、
その先生側から毎年契約書があったと言われ契約書を今年締結しなかったことがわかったということでした。
代表の方が、その契約と言うのが、
学校ではなく、保護者会が、その先生と雇用契約締結していたと言いだされ、またその雇用契約書に不備があり
契約料も12年間据え置きだったという話がありました。
その契約書のコピーをみたら、業務委託でした。
延々、雇用契約を保護者会と先生の間で締結しているということで驚いて話していたのですが、
ひとつひとつ確認してたところ、どうも話がずれる。
よくよく考えると、他校で既に教職員で雇用されている先生が、うちの学校の吹奏楽部の保護者会に雇われるわけないんですよね。
法律家の人に相談されたのですか?と、聞いたら法律の分かる人は話し合いの場にだれもいなかったんですね。
そういう出来事があって、ふと、仕事でもあるなと思いました。
こういう肝心な事を見落として話が進んでしまい、余計な労力をかけてしまうことはあります。
落ち着いて考えればわかることをなぜ?
勘違いしてしまうことを防ぐためにはどうすればいいだろうか?
やはり知っておくべきことは知っておく必要がある。それが保護者会だろうが、会社だろうが同じじゃないかと思い、
仕事で知っておくべきことを羅列してみました。
1. チームや係る人のひとりひとりの性格
何を言えば喜ぶか?何を言えば不機嫌になるか?
2. チームや係る人のひとりひとりのスケジュールの取り方
ギリギリタイプ、のんびりタイプ
往々にしてスケジュールの取り方は性格が出ます! のんびりした人がスケジュールをガチガチにすることはありません。
この1,2はいかに感情が業務に影響するかということですが、感情的になりやすい人と仕事するときと
冷静沈着な人と仕事をするときは、それをわかって心構えして仕事をする。感情に流されない、冷静な態度に圧倒されない。
今回、部活の代表をしてくれている保護者の方は感情的で、ほとんどのお話が周辺のお話で、だれがどうだったからこうなったということを
感情的にお話され、肝心な話が抜ける傾向があります。
未だに資料の共有フォルダへのアクセス問題が解決していないなど肝心な事が置き去りです。
ミーティングの30分前ぐらいに資料がLINEでベタ打ちできます。
3. 作業のプロセス (承認プロセス)
このプロセスに沿わないと決定することもできないし、サポートも得れないので、効率的に作業をしたいのであればプロセスを把握しておく。
学校でも先生の承認なしで保護者だけで決めれません。いくら良い案をもっていっても承認されなければそれまでです。
4. 組織(会社、学校、機関)のポリシー (プロセスや誰が承認するか決められている、規程、規則なども含む)
ポリシーは組織のカルチャーでもあります。何を最もだいじにするかということが謳われています。
楽しければそれでいいってとこもあれば、電話帳(もう存在しないですね)ぐらい分厚く一挙一動決められているようなところもあります。
ラフに働けるか、ガチガチに働かないといけないかと言うことがひとめでわかります。
5. 契約書(関係するすべての業務、雇用の契約書)法律に基づいた契約書について業務に関連する契約書を把握する
契約で決められていることは遂行しなければいけませんし、契約にないことは要求できませんし、応じません。
ほとんどの組織は外部との仕事をするときは契約書を交わしています。
どの業務にどの契約書が必要かと言う把握とともに、似たような契約とその違いを把握しておくと良いです。
人にまつわる契約書も複数あります。雇用契約書、業務委託書、派遣契約書。その契約書を交わしたことで、順守する法律も変わってきます。
6. 法律
法律はすべてを超越します、常に法律の条文に照らし合わせて解釈をしてみるクセをつける。
そんなことを思った春の日でした。