モチベーションを可視化

仕事でモチベーションを高めるのが難しいというご相談をよく受けます。
人それぞれモチベーションの上げ方は違いますが、人間の根本的な欲求をもとに考えてみることができます。
ご存知の方も多いと思いますが、マズローの法則(欲求5段階説)とは、人間の「欲求」には5つの段階があるとする心理学理論があります。承認欲求のほか、自己実現したい、安全に暮らしたいという「欲」は、5つの階層に分かれていると分析されています。
このマズローの法則を知れば、自分のモチベーションがどこからきているのかを知り、その知識をもってうまく高めれそうです。
まず、マズローの法則にのっとって、自分自身の欲求に対して目を向けてみます。「自分は仕事に何を求めているのか?」という欲求を書き出すことで、
仕事のモチベーションを可視化するのです。
- 生理的欲求:生活のためにお金を稼ぎたい
- 安全の欲求:過重労働やハラスメントのない快適な職場で働きたい
- 社会的欲求:同僚や上司と良好な人間関係を築きたい
- 承認欲求:仕事の成果を認められたい、出世したい
- 自己実現欲求:仕事を通じて社会貢献したい、憧れの上司のようになりたい
こうして洗い出した自分の欲求と現状を比べることで、今の仕事に何が不足しているのかが見えてくるはずです。
承認欲求が満たされていないのだとわかった場合、休日にスキルを磨く、業務の効率化を図るなど、
業績・評価をアップさせる取り組みをすることでモチベーションにつながると期待できます。
あるいは、同僚との人間関係に問題があって社会的欲求が充足されていないと分析されたなら、
親睦会などを通じ同僚との関係性を深めていくことで、職場をより快適に改善していけそうだということになります。